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明治の開国に伴って日本各地に外国人居留地が出来た。神戸港は慶応4年(1868年)に開港。当時、居留地を超えて移動できる範囲が規制されていた外国人にも、神戸からごく近い有馬温泉へは訪れる事が許された。有馬温泉は、彼らに取って日本で初めての温泉地であったのだ。この頃、有馬温泉では清水ホテルを皮切りに多くの外国人専用ホテルが滝道沿いに立ち並んだ。関東大震災を期に、関西に移住してきた文化人と、この外国人との文化が混じり合い、阪神間に独特の文化が花開いた。この時代、御所坊ではフランスから取り寄せたステンドグラスや寄木細工で飾った床等を設えたダンスホールが作られ、今もその姿が残っている。